管理人は、NHKで放送された、「名探偵ポワロ」シリーズが大好きです。
「原作に最も近いポワロ」と称される、デヴィッド・スーシェの演じるポワロは、
アガサ・クリスティの作った人物像が本当に現実になったような素晴らしい雰囲気です。
 

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管理人は物語そのものも楽しみですが、ポワロのオフィスがあるマンションや
室内の調度品、また登場人物達の服装を見るのも楽しみにしています。
それらは、アールデコが華やかなりし頃の雰囲気を漂わせて、
細部までこだわって丁寧に作られています。
こう言った作りが物語や人物に厚みを与え彫りの深いドラマを
演出しているようです。
 

図説 アール・デコ建築—グローバル・モダンの力と誇り (ふくろうの本/世界の文化)

 
また、管理人が、スーシェ演じるポワロを最も愛するのは、
その「優しさ」と「ジェントルマン」な態度です。
誰に対しても礼儀正しく、思いやりを持って接する態度はこれが「紳士」と言うものか!
と思わせるとても好感の持てる態度です。
 


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余談になりますが、
 
「紳士」の国と言えばイギリスですが、
物語の中でポワロはベルギー人と言う設定になっています。
ベルギーの紳士と言って最初に思い浮かぶのは
管理人の場合ですが、画家のルネ・マグリットです。
 

「ゴルコンダ 」ルネ・マグリット
(画像はオールポスターズからのご紹介です)
 
マグリットの絵には、山高帽をかぶり、ステッキを持ち、ネクタイと
背広をきちんと着た中年男が頻繁に登場します。
以前、マグリット自身の肖像写真を見た事がありますが、
やはり、絵と同じ様に山高帽、ステッキ、ネクタイで決まった時間に
毎日愛犬とともに散歩している、と言う姿の写真でした。
 
この様な「きちん」としたベルギー人の気質はポワロの気質として
「名探偵ポワロ」シリーズ中にも随所に見受けられます。
 
推理に所謂「灰色の脳細胞」を働かせながら無意識的に少し曲がって置いてある
置物の位置を真っすぐに直していたり。
相棒、ヘイスティグスとともに食事の後の洗い物をしているシーンでは、
ヘイスティグスの雑なお皿の洗い方に厳しいチェックを入れていたり・・・。
 
ユーモラスであると同時にポワロの性格の一端を伺わせるシーンですが、
この様なシーンは今思うと、マグリットの絵の紳士の様な何事に対しても
きちんとしている「ベルギー人気質」を現わしていたのかなあと思います。
 
そう思うと、改めてこのシリーズの作りの丁寧さと奥深さを感じます。
 
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