パブリックドメイン アイコン

※上はパブリックドメインのアイコンです。

 
先日、ご紹介したペトルス・クリストゥス「若い女の肖像」パブリックドメインとして公開しているサイトを見つけました。高解像度の画像がダウンロード出来ましたのでご紹介します。


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パブリックドメインとはご存じの方も多いでしょうが、著作権の保護期間が終了して「知的財産権」が無い状態のコンテンツなどが指定される事が多いです。多くの場合、作者が没後50年~70年以上経過し、その作品が人類共通の公的財産として広く利用される事が望ましい作品などがパブリックドメインとして頻繁に利用されています。また、作者自身が社会貢献として指定する事も出来る様です。
 
基本的には自由に使う事が出来ますが、制約もあります。詳しくは以下のWikipediaのパブリックドメインのページでご確認下さい。
Wikipediaパブリックドメイン
 
 
以下の画像はそのパブリックドメインを集めたサイトからダウンロードした「若い女の肖像」の全体像です。
 
微妙なニュアンスを湛えた表情が大変印象に残る作品ですが、拡大して見てみるとまた異なった印象を与えます。
 
若い女の肖像-全体


 
やはり経年による表面の変化は否めませんが、それがまた一種の不気味な?奥行きの様な効果を作品に与えている様にも感じます。
 
若い女の肖像拡大1
 
帽子の淵の細かな装飾の描き込みも良く分かります。ここまで詳細に分かると描き方の参考になります。また実際に目の前で観賞しないと分からない部分でもあります。
 
若い女の肖像拡大2
 
同様に首飾りの部分の細かな描き込みも詳細に分かります。
 
若い女の肖像拡大3
 
また、ペトルス・クリストゥスの別の作品「仕事場の聖エリギウス」もありましたのでご紹介します。
 
仕事場の聖エリギウス


画面向かって右側の置物の描き方など大変丹念に描かれており魅力的です。
 
仕事場の聖エリギウス 拡大1
 
また、同じ右手下に鏡が置かれています。鏡には外にいる人物が映っており画面に拡がりを与えています。
このテクニックは師匠である、ヤン・ファン・エイクの作品にも見られます。
 
仕事場の聖エリギウス 拡大2
 
ヤン・ファン・エイク「アルノルフィーニ夫婦」です。赤い四角で囲った部分を拡大してみます。
 
アルノルフィーニ夫婦 全体


先ほどの「仕事場の聖エリギウス」と同様に鏡が置かれており、並んでいる夫婦の見ている先にいる人物が描写されています。
 
アルノルフィーニ夫婦 拡大
 
一説にはこの人物のうち一人はヤン・ファン・エイク自身との事です。この場合もう一人描いて結婚の立会人として描かれています。当時は2人立会人がいると結婚が認められたそうです。
 
この様な部分までWeb上で見られるのは高解像度ならではだと思いますし、描写の細かさにも驚かされます。また、こうして絵画を拡大して見る事が出来ると、Web上であっても実際に目の前にしているが如く絵を楽しめます。
 
今回、ご紹介した作品以外でもパブリックドメインとして公開されている作品はネット上に多数あります。そんな作品を探して観賞するのも絵の愉しみ方の一つだと思います。
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