4月14日(土)~5月20日(日)の会期で埼玉県立近代美術館にて開催されている草間彌生 永遠の永遠の永遠を見てきました。駅から数分の所にある北浦和公園入口には草間彌生の眼光鋭いポスターが鎮座していて、周囲の環境を圧している感じでした。
美術館の入口はすでに彌生ワールドと化しています。これから展開する草間彌生の世界にワクワクします。

入口を入ると巨大な水玉を配した有機体の様な彫刻がありました。見ようによっては巨大なマッシュルームの様にも見えます。

しかし、その水玉の中には顔が・・・・ちょっとおちゃめです。

さらに奥には、「明日咲く花」と題された2011年制作の巨大彫刻が展示されていました。すこしニキ・ド・サンファルを思わせる色彩ですが、やはり草間のテーマである水玉をモチーフを配していて楽しい作品です。

そして、その向こう側の美術館の中心にあたる吹き抜けにはさらに巨大なビニール製の少女が展示されています。あまりに巨大なので全身をカメラの画面に収める事ができません。

そして、いよいよ作品が展示されているエリアに近づくと、草間彌生がそこで出迎えてくれている様な、おそらく等身大?と思われる写真が壁に貼ってありました。

個々の作品は撮影禁止ですのでここでは紹介できませんが、今回の展示のテーマは「わが永遠の魂」と「愛はとこしえ」の二つのシリーズが中心になっています。作品の解説をヘッドフォンで聞きながら作品を鑑賞できるサービスを利用して見て回りましたが、印象に残った言葉が「死」「宇宙」「永遠」などの言葉です。
 


スポンサーリンク



現在草間は83歳、残りの人生を直視し自らの創作をさらに加速させ、死の向こう側の宇宙や永遠と一体化しようとしている様です。作品は、無意識をそのまま表現したように混沌としていてエネルギッシュでそして時々、遊んでいる少女の絵などが描かれていて可愛らしいです。

上の端末のボタンを押して、ヘッドフォンで解説を聞きます。
解説では草間の肉声のインタビューや自作の詩の朗読が聴けて、貴重な体験ができます。
 
展示エリアで撮影が許されていたのが、下の南瓜の巨大彫刻です。草間独自の水玉のドットがグラフィカルに配置された美しい作品でした。草間彌生の実家は種苗店だそうで、植物などには幼い頃より親しんだそうです、南瓜も好んでモチーフにしています。

展示エリアの中には体験型の作品があり「魂の灯」と言う作品は個室の中に入って鑑賞します。中は全面合わせ鏡になっていて、床には水が張ってあります。その中に無数の色とりどきの電球が配置されています。
 
関連サイト:草間彌生 特集(こちらでミニチアのかぼちゃのご紹介をしています)
 
その空間に身を置くと、無限に続く宇宙空間に身を置いた様な錯覚を覚え、生や死を超え宇宙の混沌に飛び込み一体化すると言う草間彌生の理想世界を具現化したかの様です。
 
最後のエリアには、赤の水玉を部屋全体に描き、その中に巨大チューリップの彫刻を配した空間作品が体験できここで展示エリアは終了です。

今回の展覧会の会場に来場しているお客さんを見ていると圧倒的に女性が多い様に思います。
御歳83歳、衰えを見せない創作意欲とユーモラスで可愛らしい、草間作品が多くの女性に勇気とエネルギーを与えている様です。死をも超越し乗り越えようとする草間の思想・・・その逞しさは、現代に降臨した古代の女神様、そんな、強い印象を持ちました。
 
草間彌生関連の資料
Pen BOOKS 14 やっぱり好きだ! 草間彌生。
無限の網 新潮文庫 / 草間彌生 【文庫】
草間彌生全版画
草間彌生全版画集第2版
 
関連サイト:草間彌生 特集(草間彌生さんのグッズなどのご紹介)