管理人が始めて見た画家、いでぐちみわさんの作品、デイジーです。
濁りなく真っすぐこちらを見つめる碧い瞳がとても澄んでいて、深い湖を思わせ
一目で気に入ってしまいました。

「デイジー」
 
どこか少年の様な面影を漂わせるこの少女の無垢な「思い」の様なものが静かな気配として感じられます。
また、しっとりと落ち着いた色彩はとても奥深い静寂を感じさせてくれます。
実際の絵肌を見ていないので残念なのですが、恐らく何色もの絵具を繊細に混色させて
絵肌を作っておられると思います。マチエールの処理も雰囲気を作るのに一役かっています。
 
静寂、そして、しっとりと落ち着いた色彩そんな、いでぐちさんの作品世界を少し見てみましょう。
次にご紹介したいのは、こちらです。

「緑のトンネル」
 
この作品は空気感と言ったものを感じる作品です。
何処となく夢みる様な少女の瞳、
夏の太陽が森の木々の葉を透過して、あたりの空気と溶け込んでいる様な清涼感を感じます。
 


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また、
夏とは不思議な季節です。
時として人を白昼夢の様な異空間に誘い込みます。
少女はきっと森に遊びに来たのでしょう。
そして、ふっと迷い込んだ森の中で一瞬の眩暈(めまい)とともに
緑の色の幻想世界を垣間見ているのでしょう。
少女の白い服が緑のトンネルからの光を微妙に反射させ、とても清潔感ある雰囲気を作っています。
 
 
管理人の見た、いでぐちさんの作品世界は大変繊細で汚れを知らない少女世界を感じさせてくれます。
そんな少女の憧れをテーマにしたと思われるのが、次の「赤い靴」と言う作品です。
 

「赤い靴」
 
透明な羽を持った、胸に淡いピンクの薔薇の様な思いを持つ少女。
草原の中で少女が見つめるその先は、自分の履いている赤い靴。
 
「赤い靴」は恐らく少女の憧れの象徴なのでしょう。
「ドキドキ」と、ほんの少しの誇らしさ、嬉しさや切なさが入り混じった様な甘酸っぱい思いが感じられます。
これを履いてどんな所へ行くのでしょうか?
少女の思いは遥かな世界を駆け巡っているようです。
 
 
また、こちらの作品「花かんざし」と言う作品でも女性のもつ美しさや憧れを
初々しく感じさせてくれます。
 

「花かんざし」
 
 
さて、ここでもう少し異なった見方から、いでぐちさんの作品を見て見ましょう。
と、言っても管理人が見ているのは、いでぐちさんのブログに掲載されている作品のみなので見方が限られているかもしれませんが・・・。
 
 
次にご紹介するのは、作品から物語性の様なものを感じる作品です。
「カーレン」と言う作品です。
 

「カーレン」
 
管理人はこの作品には下敷きになる物語がある様に思いますが、
無知なのもでこの絵のタイトルを見ても思い当たる物語が浮かびません。
しかし、真夜中一人踊るバレリーナの悲しげな表情、背景の天使、教会や階段、これらの舞台装置を見るとそこに、悲しくもせつない物語を想像させます。
バレリーナの履いている赤いトーシューズが鍵になっている様な気がしますが・・・。
 
しかし、そうして物語を勝手に想像して楽しむのも良いものだと思います。
また、バレリーナ繋がりと言う事で、次に「空気の精」と言う作品をご紹介します。
 

「空気の精」
 
ブルーの色彩がとても心地よく、しかもバレリーナのコスチュームの白と見事に調和していて
大変美しい作品です。バレリーナの瞳の色もブルーで描かれ、タイトル通り空気そのものの精が
美しい透明の羽を身にまとい出現した様な作品です。
単一の色彩で画面を構成するのは、一歩間違うと単調になってしまいますが、
この作品はさまざな表情のブルーを繊細に塗り重ね変化を持たせる事に成功しているように思います。
 
空気と言う目に見えないけれど確かに存在するもの・・・。
ある意味、心もそうだと思います。
 
いでぐちさんの作品はどれも大変丁寧に描かれており、
目には見えないけど確かに存在する心を絵筆を通じてゆっくりと紡いでいる・・・。
そんな素敵な画家さんです。
 
いでぐちさんは、現代童画会会員ですので、直接ご覧になりたい方は
今年も2012年11月8日(木)〜 15日(木)まで東京都美術館で開催される
現代童画会にてご覧頂けます。
管理人も今年はぜひ会場で絵を直接拝見しようと思っています。
 
また、いでぐちさんの運営されておられるブログもありまので、ファンになった
方はぜひ遊びに行ってはいかがでしょうか!
秘密の花園
 
※記事掲載の画像の無断転載を禁じます。著作権はいでぐちみわさんに帰属します。
管理人はブログを通じてご許可を頂きましたので掲載させて頂きました。