クラフトワークと言えば、テクノポップの元祖のグループです。
初めて彼らの曲を聞いたのは、高校生の時です。
曲はたしか・・・「Showroom Dummies」だったと思います?
確か当時コマーシャルに使われていて、デザイナーの三宅一生さんが
出演されておられた様な気がします。
(Showroom Dummiesはクラフトワークのアルバムヨーロッパ特急に収録されています)
 

ヨーロッパ特急

 
当時管理人は、前衛美術に感化されていました。
昼休みには、必ず高校の図書館に出向き印象派以降の様々な芸術運動関連の本を見ては心を奪われていました。
未来派からダダイズム、シュールレアリスムとその時代時代の流行の主義を画集や美術雑誌で見て歩く心の旅は大変楽しかった記憶があります。
 
そんな中でちょうど、シュールレアリスムに夢中だった頃
クラフトワークの「Showroom Dummies」を聞きました。
特に言葉を訳してみるとか、そんな事はしませんでしが、
曲の感じから勝手な空想をしていました。
 


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ショールームのマネキン達が誰もいない真夜中に秘かに会話を交わしている。
無表情なその顔の奥で様々な感情をめぐらせている・・・。
彼らはきっと秘かに人間の行動を観察しているのだろう。
そして、誰もいない真夜中のショールームで秘かに昼間、観察した人間達の行動について
批判的な談笑を交わしているに違いない・・・。
 
そんな事を勝手に想像しては楽しんでいました。
その「妄想」の元となったのが、ベルギーの画家ルネ・マグリットの作品です。
 
オールポスターズより男の息子
 
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形而上的絵画・・・未来派のデ・キリコの作品を評した言葉ですが。
形而上(けいじじょう)的と言う哲学用語の意味もよく解らず資料など読んでいました。
その言葉も含め、日常世界から隠された「謎」の世界に高校生だった管理人の心は奪われてしまいました。
 
今も当時もクラフトワークの演奏を聞くとマグリットやデ・キリコが囁きかけた
「謎」が妄想の如く頭を過ります。