朝爽
題名 朝爽 1973(昭和48年)年制作 東山魁夷(かいい)
 
読売新聞・額絵シリーズの四回目の配布である東山魁夷(かいい)さんには個人的に思い入れがあります。奇をてらわない素直な画風は管理人が少年の頃からずっと愛してきた画家の一人だからです。その東山魁夷画伯の描いた早朝の富士が上の作品「朝爽」です。
 
この作品はそのタイトルが示すイメージの通り、朝の爽快な空気を感じさせてくれる清々しい作品となっています。魁夷さんの特徴である深みのある群青色もぞんぶんに生かされており信仰の山でもある富士山をより威厳に満ちた存在として描いています。


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 春暁
題名 春暁 1955(昭和30年)年制作 東山魁夷(かいい)
 
また、こちらの作品「春暁」では同じ朝の時間帯でもさらに早い朝焼けの光に包まれた富士の風景を描いています。
風景は時間によってその色彩を一変させるものですが、「朝爽」と比較するとその色彩の対比に興味深いものを感じます。
 
制作年は「春暁」の方が18年程前ですので「朝爽」と合わせて見てみると、時期による画風の変遷を感じさせてくれる二作品であると思いました。