河原朝生画集
 
この本「河原朝生画集」を購入したのは今からおよそ20年くらい前の事です。
それ以前は河原さんのお名前さえ知らなかったのですが、書店で手に取り一目見て気に入ってしまい購入しました。
 


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しかし、購入した後に気が付いたのですが、画集に掲載されている「夏の終わり」と言う作品に見覚えがありました。
 
河原朝生 夏の終わり 1978
「夏の終わり」1978年 35.2×30.0 油彩・板
 
確かその頃読んでいた「美術手帳」の個展のお知らせ記事にこの「夏の終わり」が掲載されていたのです。
大変自分好みの作品なので印象に残っていたのだと思います。
 
静かで謎に満ちた雰囲気が異界への入り口の様で日常生活を忘れさせてくれる解放感の様なものを感じました。
そしてそれ以来管理人はすっかり河原ファンになりました。
 
河原朝生 良心的な建物 1992
良心的な建物 1992年22.7×15.8 油彩・キャンバス
 
しかし、画集を通じてではありますが河原さんの作品を見ていると管理人はどうもデ・キリコを思い出します。
 
上の作品「良心的な建物」など見るとデ・キリコの形而上学的絵画を彷彿とさせるものがあると思いますが・・・。
(あくまでも個人の感想ですので確たる事ではありません。)
 
しかし、デ・キリコと河原さんでは明らかに何かが異なると思います。(当然なのですが・・・)あえて言葉で言えばデ・キリコは冷めて冷徹なのに対して河原さんの絵はどこか熱いものを持っている様に感じるのです。
 
それは下の作品「果実を持つ人」などに表れている様に思います。
 
河原朝生 果実を持つ人 1993
果実を持つ人 1993年33.4×24.3 油彩・キャンバス
 
この作品を見ていると、人の心と言うか「ハート」と言うか、そうした曖昧模糊としたものが上手く絵で表現されていて、目で見て手で触れる様な「心の感触」とも言うべきイメージで表現されているなぁと感じるのです。(上手く言えませんが・・・)
 
でも、絵の解釈は人それぞれで良いとは思いますが、あまりに勝手な想像なのでまったく的外れかもしれません・・・汗。
 
しかし、管理人の解釈はともかく河原朝生さんの画集は素晴らしい事は確かです。
特にナイーブアートが好きな方にはぜったいおススメの画集です。
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