いい人に見られたい症候群 
 
人からいい人だと思われたい・・そう思う気持ちが強過ぎて「人の目や思惑がとても気なる」また、自分の思いより「他人がどう思うか」に重きを置いてしまって、いつも自分の考えを押し殺してしまう・・。
 
「いい人に見られたい」症候群(根本橘夫著)はその様な「他人の評価が常に気になりその事で悩んでしまう人々」に解決のヒントを与えてくれる本です。
 


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この本では「いい人に見られたい・・」と過剰に思ってしまう原因を「代償的自己」と言う概念を基盤にして解説しています。この「代償的自己」とはどんな事なのでしょうか。管理人が自分なりにこの本を読んで解釈したのは以下の通りです。

「代償的自己」とは
人が子供時代から健全に自我を発達させるためには母親からのゆるぎない愛情が不可欠です。当然の事ながら子供は一人では生きて行く事はできませんのでこの点は容易に理解できます。しかし、何らかの原因によって母親を含めた保護者から安定的な愛情が十分に得られない場合、子供は保護者の期待や意向を推し量りその要請に応える事で愛情を得ようします。この様な目的で形成される心のあり方を「代償的自己」と言います。

 
もう少しく簡単に言いますと「素直な良い子」を演じる事で愛情を得ようとするその良い子の部分が代償的自己と言えるかもしれません。
 
この様な「代償的自己」は誰でも多かれ少なかれ持っていると思われますが、あまりにも「代償的自己」に偏ってしまうと後年、成人してからの対人関係に大きく影響してしまうようです。
 
それは成人してからも子供の頃の親子関係を同僚や上司あるいは友人関係に当てはめてしまい「その評価を過剰に気にしてしまう」と言う事として現れてくる様です。
 
社会的関係
 
また、「他人が自分に求める事」を行動の基準にしていると内面と外面が分離し自己無価値感と呼ばれる感情にも支配されてしまうそうです。
 
自己無価値感とは子供の頃十分な愛情を得られなった事によって「自分は愛される価値がない」思ってしまう事が元々の発端の様ですが、成人してからも無力感、卑小感、不安、恐怖、孤独や虚無感といった感情として体験されるそうです。
 
いささかまとまりが無いのですが、結論的に言えばこの本では他人の目を気にしていつまでも「いい人に見られたい」と言う生き方を続けていると「自からの人生を生きる」と言う実感は到底得られないと言う事を言ってます。
 
人生を充実感に満ちたものとして実感するには「自分の意志を中心として生きる」事を行動として実践する事が重要だ!と言っています。その為後半は実行の為の実践的テクニックが中心に書かれています。
 
管理人の解説では上手く伝える事が出来ませんがこの本はその辺りの実践も含め心理構造の理論的な筋道が大変丁寧に書かれています。今現在、人の目や思惑がとても気なり、自分を生きていないと感じているならば生き方を変えるヒントが必ず見つかる一冊だと思います。
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