20151228朝の木版画
 
人物の部分が一通り彫れたので、次に周りの部分を彫っていきます。背景に図柄を入れる事も考え色々と思案していたのですが、人物を際立たせるためにあえて何も入れない事にしました。従って広い面積を彫る必要があります。


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ところで、これは余談ですが、木版画を制作する際のこの「彫る」と言う行為は心を無心してくれる効果があるようです。
 
個人的にですが絵具で絵を描く行為よりもザクザクと彫刻刀で版木を彫る行為の方が心を空っぽに出来て魅力的です。「彫る」と言う行為がほぼ同じ事を繰り返す単純作業であるからかもしれませんが・・。
 
しかしどの様な種類の制作物であっても見る側は出来上がった後の作品しか見る事が出来ないものですが、制作する側にとっては「発想から実作業、そしてその間に考えた想念なども作品の一部として封じ込められている」と思っているものです。
 
そう考えると自分にとってはこの「彫る」と言う行為が、木版画作りの大きな動機になっているんだろうなぁと思っています。