楽園への憧憬 ポール・ゴーギャン

ポール・ゴーギャン
生没年月日:1848年6月7日~1903年5月8日 :フランス
後期印象派の画家、後年ヨーロッパ文明に絶望しタヒチへ移住。数々の傑作を生みだす。そのプリミティブで呪術的な表現は後の20世紀絵画に様々影響を与えた。また、近年アルルでのゴッホとの共同生活の際の有名な「耳切り事件」は実はゴーギャンの仕業?との新説が飛び出している。
オールポスターズのゴーギャン作品一覧
 
おすすめ人気作品
 

二人のタヒチ女性
ゴーギャンはタヒチの女性を数々描いているが、この作品は中でも大変魅力的な作品。二人の女性が何やらヒソヒソと小声で噂話でもしているのだろうか?そんな瞬間を捉えている。特に向かって左側の女性の視線は神秘的で謎めいた魅力がある。「女性の肌の色」「あでやかな赤い花」「全体の色彩構成」どれをとってもトロピカルな雰囲気にあふれており、海辺のリゾートホテルやレストラン等南国の香りを演出する絵画として最適である。
 

イア・オラナ・マリア
この絵の向かって右側の女性と肩の上に乗せた子供は、それぞれキリスト教で言うところの聖母マリアと少年時代のキリストその人を表現しているそうである。(良く見ると確かに女性と子供の頭の近くに天使の輪の様なものが描かれている)しかし管理人はこの絵からそう言ったキリスト教的な宗教心の様なものはまったく感じない。むしろ何の予備知識も無くこの絵を見ると南国ののどかな風景の中、若い母親とその子供がゆったりと暮らしている。と言った印象を受ける。単純な見方かもしれないが、そう言った意味でこの絵もトロピカルな雰囲気の演出にはピッタリの作品である。
 

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
この作品は、ゴーギャンがヨーロッパに残してきた愛娘の死を知って自殺を決意し、自らの集大成として描き上げたゴーギャンの最高傑作と言われる作品だ。画面全体にちりばめられた人物像は謎めいてはいるがそれぞれ寓意的な意味を持つと言われている。作品のタイトル「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」から推測すると恐らくこの作品は「生命」あるいは、「人生」についての根源的な問いを見る者に投げかけている様に思う。その神秘性から瞑想する場所やくつろいでじっくり物事を考えようとする様な場所に展示されると、普段とは異なる異空間を醸し出してくれると思う。
 

Noa-Noa
ここでゴーキャンの作品をオールポスターズで検索していたら、ちょっと見慣れない作品が掲載されていたのでご紹介する。上の画像はノートの一ページに書かれた文章とイラストだが、オールポスターズの作品タイトルを見ると「Noa-Noa」とある。ノアノアとはゴーギャンの1回目のタヒチ渡航時代の随想録の事でその原稿?なのだろうか。判然としないが恐らくそうだろうと思う。オールポスターズではこの様な作品も商品として販売している。この作品もちょっとした喫茶店などの壁に掛けられたいたらオシャレかなぁなどと思った。ちなみに上のノートの中にある裸婦像は下で紹介する。「マナオ・トゥパパウ(死霊は見守る、死霊が見ている)」と言う作品の事を記事にした部分と思われる。
 

マナオ・トゥパパウ(死霊は見守る、死霊が見ている)
ゴーギャンとタチヒで生活を共にした女性がモデルと言われている。裸婦像と言う事で官能性をテーマにしている様にも見えるが、その表情からは恐怖が見て取れる。ヨーロッパの合理主義とは異なり、死霊や原始的な信仰がそこここに生きて、リアリティを持っている世界にあっては実際に霊の存在を身近に感じ目撃していたとしても不思議はない。振り返って考えてみると文明社会で霊の存在を完全否定し日常生活を過ごしている我々でも、何処か心の奥底でその存在を否定できない思いを持っている。そんな思いを作品に込めたのだろうか?またこの作品で「死霊に恐れおののく裸の女性」を描く事で当時のヨーロッパ文明に対し「文明」と言う衣服を脱ぎすて太古の記憶を白日の元にさらけ出し、「人間性の快復をせよ!」とのメッセージを込めたのかもしれない。
 
以上、5点ご紹介しました。ゴーギャンの作品をオールポスターズで検索すると、1364点(2013年1月時点)掲載があります。エキゾチックな南国の雰囲気とプリミティブで呪術的なイメージは日本でも大変人気があります。ゴーギャンの作品は油絵や木版画、デッサンなどが見受けられますがもっとも多いのは油絵の様です。油絵の場合、管理人がお薦めするプリント方法は「ジクレープリント」です。しかも「キャンバス地プリント」を選択して注文した方が色彩の細やかな再現や油絵の趣を感じさせると言う点で優れていると思います。しかし、デッサンなどは「アートプリント」でも良いかもしれません。「ジクレープリント」と「アートプリント」の違いついては以下のページを参考にして頂くと解りやすいと思います。宜しかったらご参考にして下さい。
ジクレーキャンバス地プリントについて
アートプリントについて
 
オールポスターズのゴーギャン作品一覧


スポンサーリンク

コメントを残す

このページの先頭へ