点描が織りなす色彩のハーモニー・・・スーラ

ジョルジュ・スーラ
生没年月日: 1859年12月2日~1891年3月29日 :フランス
代表作である「グランド・ジャット島の日曜日の午後」から新印象派と言う言葉生まれたと言われるなど、新印象派の元祖的な画家。色彩理論に基づく点描を用いて作品を多く作成したが画家としての活動期間は短く31歳の若さで没している。また内省的な性格であったとも言われている。
オールポスターズのスーラ作品一覧
 
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アニエールの水浴
スーラが色彩理論を元に開発した「点描」をはっきりと確立する以前の代表作。安定した構成で動きと言う要素があまり感じられない作品である。「水浴」と言うテーマから天気の良い活動的な夏の一日を切り取っていると想像出来るが、この作品においては、人物や風景等が全て「静止」している様に描かれている。しかし、逆にそれが静かで落ち着いた空間を生み出して心地よい。夏の暑い日など見ているだけで涼しくなれそうな作品だ。
 

グランド・ジャット島の日曜日の午後
スーラの最も有名な代表作である。まず管理人が注目するのは点描と言う手法。また、大変丁寧に描かれている事から想像出来るこの作品に費やした制作時間、さらに画家の制作態度である。本作を描くためにスーラは人物それぞれはもとより各パーツ毎に数々の習作の制作を積み重ね検討し、また本画制作においても一点一点の色の点を気が遠くなるくらい繰り返し描いたと思われる。それらの制作に対する画家の情熱が結果として見事な色彩のハーモニーを生みだし、大変心地よい空間を構成する事に成功していると思う。
 

La Grande Jatte
上の作品「グランド・ジャット島の日曜日の午後」と同じ場所を同じアングルから描いた人物のいない風景画をオールポスターズで見つけたのでご紹介する。スーラは「グランド・ジャット島の日曜日の午後」を描く為に数々の習作を描いた事をご紹介したが、この風景画もその様な習作のうちの一点なのだろうか?しかしやや、荒い点描ながらこれはこれでひとつの作品として十分鑑賞に耐え得ると見る事が出来る。どことなくクリムトの風景画と似ているなと思った。(勿論元祖はスーラだと思うが・・・。)
 

サーカス
スーラは後年になると、以前のやや内省的な静かな風景画とは異なる、動的で少々漫画的な造形の作品も制作している。上の作品「サーカス」がその様な傾向の作品の一つだ。手前のピエロの顔や体つき、その奥の調教師、白い馬やそれに乗っている少女、果ては観客の表情まで大変ユーモラスで劇画のキャラクターの様だ。構成的にも動きのある斜めの線(馬と少女をつなぐ線)を描く事で躍動感ある画面を構成する事に成功している。さらに今、現代の我々から見るとちょっとレトロな印象も加わり大変魅力的に映る作品だ。
 

シャユ踊り
この作品も上で紹介した「サーカス」と同様の傾向の作品だ。フレンチカンカンを踊る踊り子の高く上げられた足の斜めの線が画面に躍動感を与えている。また、手前のオーケストラの人々の表情や踊り子達の体つき、手足の仕草や表情などは現代のイラストレーションを思わせるほどデフォルメされて描かれている。このまま何処かの雑誌などで使えるのでは?と思える程、ある意味現代的な作品に見える。
 
以上、5点ご紹介しました。スーラの作品をオールポスターズで検索すると、262点(2013年1月時点)掲載があります。他の印象派の巨匠達と比べるとその点数は少ないと言えるでしょう。これはスーラ自身が若くして亡くなっている事に起因しており、他の画家に比べ作品数が少ない事が原因です。また掲載されているスーラの作品は一部デッサンもありますが油絵が多い様です。油絵が原画の場合、管理人がお薦めするプリント方法は「ジクレープリント」です。しかも「キャンバス地プリント」を選択して注文した方が色彩の細やかな再現や油絵の趣を感じさせると言う点で優れていると思います。以下にその点を詳しく検証したページがありますのでご購入の際は参考にして頂ければ幸いです。
 
また、上の作品名のリンク先の商品の詳細ページでは全て「ジクレープリント」、「キャンバス地プリント」が共に選択出来るページをセレクトしておきました。
ジクレーキャンバス地プリントについて
 
オールポスターズのスーラ作品一覧


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