夢の宝石・・・オディロン・ルドン

ルドン  夢と幻想 暗闇と色彩の画家 (オディロン・ルドン)1840-1916 フランス

フランスの象徴主義の画家。初期には木炭を用いたモノクロームの作品を主に制作していたが、40代を過ぎ突如として色彩を用いて描く作風に大きく変化した。(一説には家庭的な幸福が要因となっていると言われている)それ以降極めて美しい色彩の油彩やパステル画の制作をする。オールポスターズでは510点の作品が掲載されている。(2013年1月調べ)
ルドン作品一覧


 
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ルドンの初期の頃の作品は、木炭で絵描かれたモノクロームの作品が多いが、この作品「眼」もその頃の作品である。ルドンは眼を描く事で徹底的に「見る」と言う事にこだわった。それは物事の本質を見極める為の唯一の方法でもあった。そのシンボルとしての眼を象徴的に表現した作品である。鑑賞者に向けられる強い視線を感じる作品だ。

 

笑う蜘蛛
この作品「笑う蜘蛛」もルドン初期の頃の代表作の一つだ。人の顔を持った笑う蜘蛛。その下卑た表情と蜘蛛と言う人間にとっては不気味なイメージのある虫を結びつける事で底知れない恐怖や不安を表現している。ルドンは少年時代養子に出されるなど孤独な日々を過ごしている。そうした暗い感情が絵に反映されているのであろう。内省的な少年時代の鬱屈した精神が描かせた作品と言えるかもしれない。

 

目を閉じて(閉じられた目、瞑目)
ルドンが色彩を用いて描く様になった初期の作品と言われている。暗いモノクローム時代とは異なり、淡い繊細な色彩で描かれた女性像である。とてもモノクロームを主に用いて作品を描いて来た画家とは思えないほど、美しく、ナイーブでニアンスに富んだ作品となっていて魅力的だ。初期の頃のモノクロームの作品とは対照的に眼は閉じられ、強く現実を射抜く様な刺々しさは無く、眼をつぶる事で逆に見えてくる自からの瞑想世界を見つめている様な、静かな作品である。

 

青い花瓶のアネモネとリラ(青い壷のアネモネとリラ)
色彩に目覚めたルドンの作品はさらに華麗に美しさを増していく。ルドンの花を描いた作品の色彩はどれも大変美しく魅力に溢れている。しかし、それらは初めから色彩を十分に用いていたら到達できなかったであろう「暗闇の美」「黒の美しさ」を底辺に感じさせる。その神秘的な美しさを漂わせる匂い立つ様な作品群は「夢の宝石」と名付けたくなるほど美しい。
 
以上、肖像画を含め5点ご紹介しました。ルドンの作品の原画は油絵、木炭画、パステルなどで描かれいますのでオールポスターズでの複製画の購入を考える場合、アートプリントと言うプリント方式とジクレープリントと言うプリント方式が両方考えられます。どちらを選択するかは予算やその作品を掛ける場所にもよりますが管理人の感覚だとジクレープリントを選んだ方が、色彩の諧調の細やかな再現と言う点で後悔が無い様に思います。以下にそれぞれのプリント方法について管理人なりに検証したページがありますのでご購入に際には参考にして頂けると幸いです。

アートプリントについて
ジクレーキャンバス地プリントについて
 
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