ピカソ・・・あらゆる様式を駆使し創造と破壊を繰り返した巨人

ピカソ 天才の中の天才 (パブロ・ピカソ)1881-1973 スペイン

青の時代からキュービズム、独自の解釈で形作られた新古典主義など、さまざまな様式を創造しては破壊し常に新しい芸術を模索した。その自由なスタイルと創作活動は芸術の世界にとどまらず、広く一般にも知られる事となり、天才の名を欲しいがままにした。


 

老いたギター弾き
青の時代のピカソの作品である。年老いたギター弾きの人物をもの寂しく、悲しげに描いている。後年のピカソのカラフルで力強い作品とは対照的な初期の作品である。当時ピカソがなぜ青を基調とした絵を多く描いたのか?定かではないが一説には、当時まったく無名であり生活にも困窮していたため満足に画材も買えなかったため一番安く手に入れる事のできた青を多用した。とも言われている。
 

アヴィニョンの娘たち
当時のスペイン、バルセロナのアヴィニョンと言う通りにあった娼家で働く娘達を描いた作品である。青の時代の憂鬱な雰囲気とはうって変わって色彩も明るくフォルムも力強い。女性達の顔を見ると、眼は見開かれジっとこちらを見つめており、娼婦達の自己アピールの視線と言うよりは獲物を狙った野生動物の目の様にこちらを凝視している。当時ピカソは新しい様式を求めてアフリカの現地彫刻の様式を積極的に取り入れ造形化しようと試みている。そんな事もありプリミティブで力強いアフリカのエネルギーを色濃く感じさせる作品になっている。
 


ピカソが中年期にさしかかった頃の愛人マリー・テレーズを描いた作品。ゆるやかなボリュームのあるフォルム、明快に色分けされた色彩でありながら全体が上手く調和されしっとりと落ち着いた印象で、まさにタイトルの「夢」と言うテーマにふさわしい作品である。ピカソはこの女性から様々な創作のインスピレーションを得ているが、愛人関係になった当時マリーは17歳と言うから、如何に芸術家ピカソが自由人であったも伺わせる。
 
ゲルニカ
この絵「ゲルニカ」はスペイン内戦の際、フランコによって空爆された都市「ゲルニカ」を描いた作品として大変有名である。空爆の惨劇を描きながら全体をモノクロで描いており血生臭いリアルな印象ではなく、古典的でモニュメンタリックな要素を感させる。そう言う意味でピカソはこの作品を一種の「鎮魂の為の墓標」として描こうと考えていたのかもしれない。この絵のお陰で後の世に「ゲルニカ」の惨劇は広く伝わっている。
 
以上、4点ご紹介しました。オールポスターズに掲載されているピカソの作品はスケッチやデッサン、油絵、と多岐に渡っており、2013年2月現在で1402点の作品が掲載されています。もし、オールポスターズでピカソの複製画の購入を考える場合は、スケッチやデッサンはアートプリントで、油彩はジクレープリントでしかもキャンバス地プリントとそれぞれ使い分けて選んだ方が有効と思われます。以下に管理人が購入した際のレビュー記事へのリンクを貼っておきますのでご購入の際は参考にしてみて下さい。

アートプリントについて
ジクレーキャンバス地プリントについて
 
ピカソ作品一覧


スポンサーリンク

コメントを残す

このページの先頭へ