視覚化された不安・・・エドヴァルド・ムンク

不安界のオーソリティ エドヴァルド・ムンク 1844-1910 ノルウェー

エドヴァルド・ムンクの作品「叫び」は西洋絵画に関心の無い人でも大変良く知られた作品である。恐らくダビンチの「モナリザ」やゴッホの「ひまわり」と並ぶくらい有名な作品であろう。


 

叫び
ムンクの傑作中の傑作「叫び」この作品が人々の間に広く知られているのはなぜだろうか?不安定で流動している様な夕焼けの色、眼を見開き両手を頬にあて何かを絶叫している様な人物、画面全体からタイトル通り「叫び」が聞こえてくる様な作品だ。恐らく国や人種、男女の違い、年齢の差といった隔たりを越えた全ての人に共通する「不安」の根源を見事に視覚化して見せた作品であるからであろう。

 
マドンナ
ヨーロッパの国々、特にキリスト教の布教率の高い国においては「マドンナ」とは特別な意味を持っている。つまり「マドンナ」は聖母マリアを意味している。貞淑な女性の象徴であるマドンナ・・・。しかし、このムンクの描くマドンナはエロスに満ちて見える。胸を強調する様なポーズ、眼をつぶっている表情は恍惚感に満ちている様にも見える。ムンクはこの作品でエロスと純潔、と言う相反するものをテーマにする事で、矛盾に満ちた「人間」の本質そのものを表現しようとしたのかもしれない。

 

橋の上の少女たち
白、赤、緑などの一見、華やかな服を身にまとった少女達が3人並んで橋の上から湖を見ている。「少女たち」と言うタイトルから想像すると、きっと華やかなおしゃべりに興じているのだろう、と想像するが・・・。、この絵からはそんな、楽しげな少女達の会話は聞こえてこない。むしろ「めまい」の様な不安感を感じさせる。ムンクはこの絵を通して、日常の何気ない風景の中に潜む不安を表現しようとしているのだろう。

 

生命のダンス
華やかなダンスパーティーを描いているのであろうか?中央で抱き合う様に踊る男女の左右で、それぞれ一人でたたずむ白い服の女性と黒い服の女性が、ただじっと押し黙った様な表情で描かれている。画面向かって右側で踊る男女?の男の方の顔はなぜか骸骨を思わせ悪魔的な印象も漂う。この作品も一見、華やかに見える人々描きながらその裏側に潜む不安を描こうとしたのではないかと思う。

 

接吻
接吻を描いた作品である。抱き合い口づけしている男女の顔は完全に一体になってしまっている。そのためだろうか、抱き合っている二人を描いた全体のフォルムも見ようによっては何か別の生き物の様にも見える。この作品はそう言ったエロティシズムが持つ幻想性や非日常性に形を与え「エロス」と言う怪物を描こうとした作品なのかもしれない。

 
以上、5点ご紹介しました。オールポスターズに掲載されているムンクの作品は一部珍しい木版画などもありましたが、ほとんど油絵で描かれいます。もし、オールポスターズでムンクの複製画の購入を考える場合のプリント方法としては、ジクレープリントと言うプリント方式で、しかもキャンバス地プリントがお薦めです。その理由として、色彩の諧調の細やかなが可能だという点が大きいです。以下に管理人がジクレープリントでしかもキャンバス地にプリントした商品を取り寄せてみた時のレビュー記事がありますのでご購入の際は参考にしてみて下さい。

ジクレーキャンバス地プリントについて
 
ムンク作品一覧


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